近年注目を集めている屋外サウナのなかでも、独創的なデザインと木材の温かみを感じられる国内材を使用した屋外サウナやバレルサウナの人気が高まっています。なぜ国内材のサウナが注目されているのでしょうか。この記事では、国内材を使用したサウナが選ばれる理由やメリットについて詳しく紹介します。
国内材を使用したサウナが選ばれる理由
国内材を使った屋外サウナやバレルサウナは、木のぬくもりを感じられる素材感や、樽型の洗練されたデザインが大きな特徴です。近年のサウナブームで注目が集まっており、サウナ施設を運営する企業だけでなく、個人のサウナ愛好者の間でも人気が高まっています。屋外サウナやバレルサウナを導入するうえで重要なポイントとなるのが、使用している木材の種類です。近年では、日本国内で育った国内材を使用したサウナが選ばれる傾向にあります。海外産の輸入材に比べてコストを抑えられる場合もありますが、それでも国産材が支持されるのはなぜなのでしょうか。香りや肌触りを楽しめる
国内材は、香りや肌触りを楽しめます。サウナに使用されるのは、針葉樹のスギやヒノキが一般的です。国産の針葉樹はさわやかな心地よい香りが特徴なので、リラクゼーション効果を高められ、ゆったりとしたサウナ時間を楽しめます。また針葉樹は肌触りがよく、素足で生活する日本人に馴染みやすいことから、多くの人に選ばれています。サウナに入る際は、直接肌が木材に触れることが多いですが、国内材の香りや肌触りによって上質なサウナ時間を提供してくれるでしょう。優れた耐久性で長持ちする
国内材は日本の風土に馴染むことから、耐久性が高く長持ちします。日本は、サウナの本場の欧州よりも湿度が高いため、木材がダメージを受けやすく、とくにサウナは高温多湿な環境になるため、耐久性が優れている木材が選ばれます。木材は、育った風土の影響を受けやすいといわれますが、国内材は日本の気候に馴染みやすく、輸入材よりも長持ちします。日本の旅館や入浴施設でもスギやヒノキが使われていますが、耐久性の高さや湿気に強い特徴が古くから好まれていました。また耐久性が高く長持ちすると、メンテナンスをする手間や時間を軽減させられます。長く使用し続けることを考えると、メンテナンスの費用や時間も考慮しなくてはいけません。メンテナンスの面でも、国内材のサウナが人気を集めています。
木材を調達しやすい
サウナは、継続的なメンテナンスが欠かせません。ていねいに扱っていたとしても、時間の経過とともに劣化したり、部品が破損したりする可能性があります。国内材のサウナであれば、使用している木材を調達しやすいメリットがあります。木材の調達がしやすいと、改修やメンテナンスを始めるまでの待ち時間を短縮できます。輸入材を使用している場合は、現地から材料を取り寄せる必要があるため、タイムロスが発生してしまいます。事業としてサウナを運営している場合は、営業休止の期間が長くなってしまうため、売上に影響が出てしまいます。またサウナでの安全性を確保するためにも、木材や交換パーツを手に入れやすい国内材のサウナのほうが、メリットが多いでしょう。